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  • 執筆者の写真もろほし ちえこ

産後に体質がガラッと変わる原因

妊娠~出産~産後、これを機に体質がガラッと変わったと感じる人も少なくありませんね。

妊娠~出産~産後、これを機に体質がガラッと変わったと感じる人もなくありませんね。

体調の変化の中には、花粉症がなくなったなど、良い方向に変化する人もいらっしゃいます。

反対に調子が悪い、身体が快適でない感じを抱えて過ごす人も多いものです。

人によって不調は様々ですが、複数出る、ずっと不調が続く場合も。


不調は身体の中から「大変、しんどい、まずいよ~!」っていうSOS。

不調の大きい小さい関係なくトラブルのサインですから放っておくのは良くありませんね。

小さい不調も「たいしたことないから」と見過ごしていると、実は水面下でもっと重大なトラブルの芽が育っている可能性もあります。

よく耳にするのが 「産後はみんなそんなもの」 「不調は良く出るものよ」 というお声。

でも先にも言ったように、体からのSOS信号ですからね。

みんな不調だからOK!でもなければ、よく出るものという認識も良くありません。


【不調の原因:ホルモンバランス

では、産後の不調は何が原因でしょうか。

「ホルモンバランスですか?」と聞かれることも多いですね。

確かにホルモンバランスも影響しています。


妊娠中は女性ホルモンの「エストロゲン」と「プロゲステロン」が増量します。

そして出産すると急激に減っていき、 今度は母乳を出すための「プロラクチン」というホルモンが急増します。

劇的というくらい急な変化が体内で起こるので、体も心も対応できず不調が起こるんです。

これだけの大きい変化を起こす妊娠出産、過ごし方によってはホルモンバランス不安定な状態を授乳期すぎても引きずってしまうことがあります。




不調の原因:骨盤のゆがみ】


これは産後気になることランキング上位になることですね。

「骨盤矯正ってしたほうがいいですか?」って妊娠中に質問を受けることもよくあります。

もともと歪みのある人もいますし、産後の骨盤回復期の過ごし方によって骨盤周辺に歪みが出てしまうことがあります。

本来は自然に戻っていくものですが、その時に姿勢が悪かったり疲れを溜め込んでいたり、体に無理な生活をされていると正しい位置に戻れなくなるんです。

「歪み」は”骨がゆがむ”というのではなく、筋肉バランスのゆがみ、左右差、疲労度によって「筋肉が骨を引っ張りゆがむ」んです。

つまり体に疲労、こり、むくみ、冷えを持っていると歪むリスクは高まるでしょう。



骨盤以外でも歪みがあれば体に不具合は起こりますが、骨盤が重要視されるのは

骨盤には上半身からも、脚からも、たくさんの筋肉がくっついていて「筋肉の交差点」となっているため、ゆがむと全身に不具合が起こってくるんです。

「腰は要」なんですね。

しかも歪みの厄介なところは、

一度歪んでしまうと元に戻すのが大変、100%元には戻せないかもしれないのです。




不調の原因:貧血、隠れ貧血】


妊娠中はお母さんの血液量が1.5倍に増え、赤ちゃんは唯一血液から酸素と栄養をもらっています。

そして産後も母乳は血液から作られます。

妊娠~授乳中はお母さんの血液がどれほど重要なのか、想像できるかと思います。

ただ、妊娠前からの生活で「栄養バランス」「生活リズム」「ストレス状況」など乱れがあると”質の良い血液”ではなかったりします。

いわゆる貧血と言われるものですが、「病院で言われたことないし大丈夫」と思っていても実は

数値に現れない貧血=隠れ貧血 である日本人女性がものすごく多いんです。


栄養が足りない状態の場合、まずは優先的に赤ちゃんに必要な分運びます。 おのずとお母さんの身体には栄養が不十分になってしまいますね。

授乳中も同じこと。


もともと栄養足りないのに、2年ほどさらに栄養不足になっていたら、その間のお母さんの細胞は「間に合わせ」で作られた健康状態の悪いものになってしまいます

細胞って聞くと「お肌?」ってイメージも強いですね。 もちろんお肌も細胞の集まりです。

でも細胞って私たちの身体すべて細胞です。内臓も。

内臓の細胞が質の悪いものになっていたら…?

不調どころか病気のもとになってしまいます。


じつはホルモンバランスの乱れも、血液と密接な関係があります。

もしかしたら、貧血(隠れ貧血)だからホルモンバランスが整わないのかもしれません。


産後ケアで骨盤ケアの意識は高いですが、血の質を高めるケアは全くといってもいいほど重要視されていません。

でも、よくよ~~~く考えてみて。

普段の食生活で「血を作る力」を養えていますか? 鉄だけ摂ればいいものでもありません。

こういうことの情報って病院でも婦人科医でもしていらっしゃらないというのがとても残念です。



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